J.S.Bach クラヴィーア作品全曲連続演奏会第6回のお知らせ
2月22日(日)15:00より、日時計の丘ホールにて
「バッハ連続演奏会の第6回」を開催することになりました。
演奏する曲目は、パルティータ第4番、トッカータト長調BWV916、トッカータ ト短調BWV915、イギリス組曲第2番です。
あっという間に本シリーズも第6回を迎え、3年目に入りました。始めた当初は果たして、演奏会を継続していけるか不安もありましたが、半年に一回というペースで、新曲のバッハに向き合うというぜいたくな充実した時間を過ごせること、そして日時計の丘ホールのピアノ「ブリュートナー」で披露できることは、演奏者としてとても幸せだと感じています。
ブリュートナーは、スタインウェイやベヒシュタインと並ぶドイツを代表するピアノメーカーです。弱音は絹糸のようなしっとりとした繊細な優しい響きで、強い音でさえ柔らかで、まろやかな響きが特徴です。バッハの演奏にはとても適していると思います。さらに日時計の丘ホールにあるブリュートナーは1910年製の骨董的価値のある楽器です。もちろん何の支障もなく演奏できます。昨年ライプチヒを訪れたときにブリュートナーのショールームで少し試奏させていただいたのですが、やはり新製品のブリュートナーは迫力ある力強さも兼ね備えており、決して悪い意味ではなくオールマイティな楽器だなと感じさせられました。日時計の丘のブリュートナーのまさにピンポイントに特化した柔らかなしっとりとした音色の魅力、これは他の楽器では成しえないものなのだと実感しました。このような楽器が福岡にあることはとても幸運なことです。演奏していても、いろいろな発見があります。まさに楽器に耳が育てられるという感じです。
皆様、是非その音色をお聴きいただきたいと思います!
自分の演奏より楽器の宣伝のようになってしまいましたが、ぜひご来場くださいますよう宜しくお願い致します。