『奥の細道への誘い~朗誦ライブ~』のごあんない
2017年もあっという間に一月が過ぎ、少しずつ春の兆しを感じる季節になりました。
さて、来る3月19日に、『奥の細道への誘い~朗誦ライブ~』にピアノ演奏で出演することになりました。朗読は福岡市で画家として活躍しておられる大穂迢雲さんです。私はバッハを演奏します。
松尾芭蕉とバッハは一見かけ離れていますが、一緒に演奏するとテンポやリズムがしっくりいくのがとても心地の良いです。
大穂さんは今回、病を乗り越えての公演、穏やかだけど言葉一つ一つにエネルギーと芭蕉に対する愛情を感じる大穂さんの声色は健在です。
今回のプログラムは奥の細道第一段から第二十段まで、芭蕉が江戸を出発して、福島の鯖野までの道のりです。奥の細道は全部で六十二段、松島や平泉を周って、日本海側へと旅は続きます。交通手段が発達した現在から考えると、よくそんなに徒歩で移動できたものだと素朴に驚かされます。
奥の細道といえば、学校の授業で冒頭部分、「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人也」を暗唱させられたのを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。これはほんのさわりで、その先の壮大な旅が続く中で、人の情や、人生の哀れさや無常観を感じさせます。とても感慨深いものがあります。
朗誦で奥の細道を体験する滅多にない朗誦ライブです。ぜひお越しください。
2017年3月19日(日)15:00開演 14:00開場
日時計の丘ホール
入場無料です。
お越しになられる方は、席に限りがありますので、
管谷までご連絡下さると大変助かります。