ff フルーティシモ コンサート終了!
10月19日(土)フルーティシモ ファーストコンサートが終了しました。
聴きにいらしてくださった皆様、心から御礼申し上げます。
ピアノソロとは違う緊張感の中、学生時代を共に過ごしたメンバーで演奏できたことはこの上ない喜びでした!
フルーティストの山野さん、藤さん、それぞれにきれいな音色で学生時代とはまた違う大人の演奏、そしてそれぞれの感性で深く作品と向き合っていました。私もたくさん刺激を受けて、まだまだ勉強しなければと、気持ちを新たに意欲が湧いてきました!
お聴きくるしいところもあったと思いますが、会場では暖かい拍手、本当に有り難うございました!
ベートーヴェンを勉強したい
ある人に、
「私はベートーヴェンの’熱情ソナタ’が一番好きなんです。ベートーヴェンを聴くと涙が出てくるよ。いつか弾いてね。」
と、言われました。その方はあまりクラシック音楽になじみのなさそうな方でしたので意外でした。
去年ピアノ協奏曲第2番を弾いてから、すっかりベートーヴェンからは遠ざかっていたので、
というか、バッハに興味がグッと寄っていましたので、
何となくベートーヴェンから気持ちも離れていたのかもしれません。
改めて弾いたり、CDを聴いたりすると、
今更言うまでもない分かりきったことですが、本当に感動します。
それもとっても新鮮で強烈な感動です。
聞き飽きるほどおなじみの部分が、あたかも今作曲されたばかりのような新鮮さで、熱を持って響いてくる…まさに色あせない古典です。
とても素人じみた事を書いてしまいましたが、
いまもう一度ベートーヴェンを勉強したい意欲が湧いてきました。
フルートデュオ’ff’ファーストコンサートのごあんない♪
朝夕は涼しく、過ごしやすい季節になりました。
芸術の秋、到来です。
今日は来る10月19日(土)14:00から開催される、フルートデュオコンサートをご案内します。場所は「あいれふホール」(福岡市中央区舞鶴2丁目5番1号)です。
フルートデュオとは、二台のフルートとピアノで演奏されます。
二台のフルートの、掛け合い、共鳴がとても愛らしくて切ない…そんなアンサンブルです!
普段、なかなか演奏会で聴くことの出来ないジャンルではないかなと思います。涼やかでさわやかな季節にぴったりのコンサートです!
今回のコンサートは、私事ながら私の学生時代の友人フルーティスト山野裕子さんと、藤美智子さんが、自主企画で演奏いたします。ピアノは私がつとめさせていただきます。
ピアノ伴奏といえども、かなり複雑なテクニカルな曲もあり、なかなか苦戦していますが、
皆さんにお楽しみいただけるよう一生懸命つとめさせていただきます!
皆様、お忙しい中とは存じますが、ぜひご来場下さい♪
地図をアップロードしました
教室の地図を,ホームページの方にもアップロードしたのですが,こちらのブログの方にもアップロードします。
アルヴォ・ペルトの音楽世界
今日は演奏会のお知らせをさせてください。
3月20日(祝)15:00開演(14:30開場)
会場:日時計の丘ホール(福岡市南区柏原3-34-41)
「アルヴォ・ペルトの音楽世界」
曲目:鏡の中の鏡、フラートレ、アリーナのために、エストニアの子守歌、
朗読:志村ふくみさんの随筆より
演奏:藤原望、廣瀬美香、山本佳代子、中俣明美、原尚志、管谷怜子
NHKの「日曜美術館」でたびたび流れることでご存じの方もおられるかもしれませんが、
日本ではほとんど知られていない現代作曲家です。
私は今回の演奏会で、ペルトの「全ての色を含む白光色」のような、静謐で穏やかな作風を象徴する、「アリーナのために」と「アリヌーシュカの病気回復のための変奏曲」を演奏します。
聴く者を静かで深い音響の内にすっぽりと包み込むような不思議な世界観を持つ音楽で、
大音量の効果やドラマ性をもって聴衆に表現を押しつけない、空気の一部のように自然と耳に浸透していくのがペルトの作品の最大の魅力ではないかと思います。
ご興味のある方は是非、足をお運びいただければと思います。
入場無料ですが、席に限りがありますのでご来場の際は
080-3960-4415(井口)までご連絡いただければ助かります。
一夜漬け体質
どうも私は、根っからの一夜漬け体質らしく、学校の試験も一夜漬け、ブログをはじめたものの数ヶ月も放置してました。私にとって毎日のルーティンとして、何かを定着させることは、とても難しいようです・・・。
ピアノの練習も然りで、毎日同じモチベーションで同じ時間に練習することはとても難しいことです。ピアノは一夜漬けというわけにはいきませんのですが、本番まで間に合うか間に合わないかという、ギリギリ感が常にあります。もっと早く準備しておけばといつも思うのですが・・・。
いつもレッスンで子どもたちには「れんしゅうしておいでね!」といっている手前、こんなことではいけないのです。(いやでも、練習はしています。しなければいけません!)
一夜漬け体質の利点とは、倦怠とは無縁であるということくらいでしょうか。そして本番に調子を合わせるという点では本番前2,3日で鰻登りのように仕上げるしか手段はありませんので、本番は一番良いコンディションという算段になる予定(?)なわけです。
哲学者のカントは、同じ日課(散歩だったと思いますが)を数分の狂いもなく、毎日正確にすることで有名だったというエピソードがありますが、私もいつかその境地に達したいと思いますが、おそらく無理でしょうね・・。
このような次第で、不定期な更新ですがよろしければこれからもおつきあい下さい!
3月10日モーニングコンサート&トーク
3月10日のモーニングコンサート&トークは、特別公演「3.11から2年目の春」でした。
ご来場いただきました皆様には心より感謝申し上げます。
今回は、平成音楽大学のファゴットアンサンブルの演奏、そしてテノールの大室岳さんとピアノの広沢愛弓さんのデュオ、そして、福島から避難して福岡に住んでおられる写真家、亀山ののこさんの写真スライドをバッハの平均律クラヴィーア曲集と共に上映するという、とても新鮮な演奏会でした。私は最後のバッハを演奏させていただきました。舞台で演奏しつつ、横目でちらちらスライドを確認しながらスライドのテンポになるべく寄り添うように意識するという、はじめての経験をさせていただきました。亀山ののこさんもお話されてありましたが、スライドに映される母親と子どもの写真はすごく暖かく優しい表情のものばかりで、このような慈しみ深い表情は、有無をいわせず人々の心を打つものだと思いました。
スライド上映のあとは「ママは原発いりません」の方々のお話がありました。放射能汚染から逃れるためにふるさとを離れ福岡に移住を決めたとのこと、こどもに健康被害が出たことを話されました。原発の危険など福島の原発事故があるまで何の関心も持たなかった、この無関心こそがこのような事態を招いたのだとも語ってくださいました。お話を聞きながら、私は未だに無関心でいるなと思ったのです。どこかで対岸の火事のような意識でいたので、胸が痛かったです。
ただ、おそらく私よりも若いママたちが、極めて常識的で筋の通ったことをおっしゃるのには、とても感激し、こんなママが増えていったらきっと日本の未来も捨てたものじゃないと感じました。原発がどれほど危険か身に染みてわかり、原発は無くなってほしいと思うのは、母親としては当たり前の考えだと思います。それなのに、なぜ今の社会や政治では、当たり前のことが通らないシステムができあがってしまったのか。社会が複雑に絡まった利害関係で、がんじがらめになっているように思えてなりません・・・・。とてもきれい事が通るような世の中ではないからこそ、ママ原の方々の思いがより切なく強く響きました。この思いがいつか実を結ぶことを願って止みません。