『第8回バッハ クラヴィーア作品連続演奏会』にご来場ありがとうございました
第8回もたくさんの方々においでいただき、厚く御礼申し上げます。
今回で《7つのトッカータ》BWV910-916をすべて演奏することができました。《7つのトッカータ》は、元々私にとって全くなじみのない作品でしたが、7曲それぞれが強烈なキャラクターを持っていて、これほど多様な表現が求められる作品だとは新しい発見でした。そして大好きな作品になりました。自由奔放な形式だけになかなか一つの作品としてまとめ上げるのは大変で、かなり演奏者の解釈の力量が問われる特異なジャンルだと思います。何年かたってもう一度《7つのトッカータ》を演奏するときは全然違う解釈をしてみたいです。
《イギリス組曲》第1番、第5番と弾き進めて参りましたが、次回の第9回演奏会では、《イギリス組曲》第4番、第6番を演奏する予定です。
まだまだ、イギリス組曲、パルティータ、平均律クラヴィーア曲集第2巻などたくさんの名曲が控えています。より精進してバッハ音楽の真の姿に少しでも近づいていければと思っております。
これからも『バッハ クラヴィーア作品連続演奏会』をよろしくお願いいたします。