2016年9月25日『第8回J.S.バッハ クラヴィーア作品全曲連続演奏会』のごあんない
福岡では36度、37度と猛烈な暑さが続いております。皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、このたび9月25日15:00より『バッハ クラヴィーア作品全曲連続演奏会』(日時計の丘ホール)を開催いたします。このシリーズも2012年に始まり、今回で第8回を迎えます。皆様のご支援のおかげです。感謝申し上げますとともに、これからもお付き合いのほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
バッハの作品はもともとは、チェンバロ、クラヴィコードのために作曲されたものですから、現代ピアノで弾くときは現代ピアノに適合するための様々な工夫が要求されます。楽譜には記載されていないけれどピアノで演奏する場合には、装飾音やペダルなどを工夫することで演奏の可能性はぐっと広がっています。
私も一演奏者として、いつも苦心するのが「どう解釈して演奏するか」ということです。第1回から、演奏会のたびに少しずつ私自身の解釈の仕方も変化していますし、これからも変化していくでしょう。自分の感性を信じて、拙いながらも作品を仕上げていく作業は、たいへんですがとても楽しいものです。
第8回では《イギリス組曲》第1番、第5番、そして《トッカータ》嬰へ短調と《トッカータ》ハ短調、そして《羊は安らかに草を食み》(ペトリ編曲)を演奏いたします。クラヴィーア作品の中では比較的初期の作品を集めてプログラムを構成いたしました。若々しい活力のみなぎる作品に数々をお楽しみいただければ嬉しいです。
ぜひ皆様お誘いあわせの上、ご来場いただきますようよろしくお願い申し上げます。
記
日時:2016年9月25日(日)
15:00開演 14:30開場
会場:日時計の丘ホール
プログラム:バッハ/ペトリ:「羊は安らかに草を食み」