「奥の細道への誘ひ」ライブ、ご来場ありがとうございました
「奥の細道への誘ひ」~朗誦ライブ~にたくさんのみなさまにご来場いただきまして心より感謝申し上げます。楽しんでいただけて私もとてもうれしく充実したライブになりました。
大穂迢雲さんのお腹の底から出る穏やかだけれども力のある声が、優しい陽の光の差し込む昼下がりの日時計の丘ホールに響いて、私も共演しながら心震える思いでした。
一見全く関連性のない芭蕉の言葉のリズムとピアノでのバッハやラモー、そしてリゲティのクラシック音楽とがとても合っていてよかったと、選曲にもご好評いただきました。
正直選曲にはずいぶんと悩みまして何度か変更を重ねてきました。悩む中で、奥の細道の各段の内容や情趣を音楽に訳すとどんな感じだろうかと、ああでもないこうでもないといろいろ曲を弾いてみたりするのが、楽しくて楽しくて…。登場人物も和尚やら俳人仲間やら、子供もでてきて、曲を合わせていくうちに登場人物をとても身近に感じたりして…。
普段ピアノという言葉とは無縁の楽器に親しんでいる私にとって、言葉の内容と音楽をすりあわせていくというプロセスはとても新鮮でした。
この公演は一回限りで終わってしまうのはもったいない気持ちでいっぱいです。これっきりではなくてまた次回の公演が実現しますように!
ご来場本当にありがとうございました。