管谷怜子のブログ

はじめまして。福岡を中心にピアノ演奏活動とフリューゲル音楽教室を主宰しています。ホームページはhttp://ryoko-sugaya.com

J.S.Bach クラヴィーア作品全曲連続演奏会第6回、ご来場ありがとうございました。

 第6回演奏会当日はあいにくのお天気でしたが、たくさんの方にご来場いただきまして、厚く御礼申し上げます。遠くは北九州市からもお越しくださった方もいらして本当に感謝です。

 さて、今回の演奏会プログラムをステージで演奏するにあたり、おおよそ1時間半、バッハを通して演奏することが、やはりどれだけの技術、集中力、表現力が必要とされるかということを痛感しました。

 バッハだけのプログラムでは、どうしても変化に乏しくなってしまいます。ショパンラヴェルや時代の違う作曲家と組み合わせてプログラムを組むならば、おのずとプログラムに流れや変化が生まれますが、バッハだけとなると、そうもいきません。

 しかしながら今回演奏したパルティータ第4番は、明朗で柔らかく包み込まれるような世界観(本当に美しい作品です)。演奏技巧で華やかに攻めるトッカータの世界観、そしてイギリス組曲第2番の意気揚々とした小粋な世界観、とそれぞれに違った味わいが確かにあるのです。まだまだ未熟ではありますが、これからもそれぞれの作品の味わいすことを目指して、この連続演奏会を進めていければと思っております。

これからも、ご支援どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

J.S.Bach クラヴィーア作品全曲連続演奏会第6回のお知らせ

2月22日(日)15:00より、日時計の丘ホールにて

「バッハ連続演奏会の第6回」を開催することになりました。

演奏する曲目は、パルティータ第4番、トッカータト長調BWV916、トッカータ ト短調BWV915、イギリス組曲第2番です。

 あっという間に本シリーズも第6回を迎え、3年目に入りました。始めた当初は果たして、演奏会を継続していけるか不安もありましたが、半年に一回というペースで、新曲のバッハに向き合うというぜいたくな充実した時間を過ごせること、そして日時計の丘ホールのピアノ「ブリュートナー」で披露できることは、演奏者としてとても幸せだと感じています。

 ブリュートナーは、スタインウェイやベヒシュタインと並ぶドイツを代表するピアノメーカーです。弱音は絹糸のようなしっとりとした繊細な優しい響きで、強い音でさえ柔らかで、まろやかな響きが特徴です。バッハの演奏にはとても適していると思います。さらに日時計の丘ホールにあるブリュートナーは1910年製の骨董的価値のある楽器です。もちろん何の支障もなく演奏できます。昨年ライプチヒを訪れたときにブリュートナーのショールームで少し試奏させていただいたのですが、やはり新製品のブリュートナーは迫力ある力強さも兼ね備えており、決して悪い意味ではなくオールマイティな楽器だなと感じさせられました。日時計の丘のブリュートナーのまさにピンポイントに特化した柔らかなしっとりとした音色の魅力、これは他の楽器では成しえないものなのだと実感しました。このような楽器が福岡にあることはとても幸運なことです。演奏していても、いろいろな発見があります。まさに楽器に耳が育てられるという感じです。

 

皆様、是非その音色をお聴きいただきたいと思います!

自分の演奏より楽器の宣伝のようになってしまいましたが、ぜひご来場くださいますよう宜しくお願い致します。

 

 

 

『J.S.バッハ クラヴィーア作品全曲連続演奏会第5回 管谷怜子ピアノリサイタル』 ご来場ありがとうございました

9月28日、『J.S.バッハ クラヴィーア作品全曲連続演奏会第5回 管谷怜子ピアノリサイタル』にたくさんに方々にご来場いただき、本当にありがとうございました。

 

今回は前半はピアノソロ、後半は弦楽五重奏とピアノ協奏曲というなかなか演奏者にとってはハードなプログラムでしたが、会場の皆様とともにバッハの多彩な魅力を大きなホールで味わうことができました。最後には盛大な拍手を、そしてブラボーの掛け声までいただいて、本当にありがとうございました。

 

早速「第6回はいつあるんですか?」とのお尋ねを多くの方からいただきました。まだ、日程も曲目も未定ですが、わかり次第お知らせいたします。いまのところ、パルティータ第2番やトッカータBWV916などに取り組む予定です。

 

J.S.バッハ クラヴィーア作品全曲連続演奏会』今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

管谷怜子ピアノリサイタルのご案内

来る9月28日(日)、FFGホールにおきまして「管谷怜子ピアノリサイタル」を開催する運びとなりました。

 

『管谷怜子ピアノリサイタル』

J.S.バッハ クラヴィーア作品全曲連続演奏会第5回-

 

~プログラム~

パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825

6つの小さなプレリュード BWV933~938

フランス風序曲 ロ短調 BWV 831

ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052

 

 

2012年から日時計の丘ホールで始めました「J.S.バッハ クラヴィーア作品全曲連続演奏会」が、おかげさまで第5回目を迎えました。いままで「平均律クラヴィーア曲集第1巻」、「フランス組曲」、「イタリア協奏曲」、「トッカータ」などの作品に取り組んでまいりまして、私自身少しずつですが、バッハの音楽に対する理解やイマジネーションが深まってきたと自負しております。また、今年5月にはドイツを訪れて、バッハの生まれたアイゼナハライプチヒなどバッハゆかりの土地を訪ね、歴史ある教会のオルガンや合唱の響きを聴いて、「バッハが実際に演奏していた場所に自分がいるのだ!」という感慨とともに、自分も演奏者としてバッハの音楽に携わっていることに責任と喜びを強く感じました。

第5回目の公演はFFGホールで、いつものオールソロリサイタルとは違うプログラムを組みたいという強い思いから、今回は後半のプログラムに、福岡ハイドン弦楽四重奏団コントラバス奏者の武冨祐子さんを迎えて、「ピアノ協奏曲第1番」(弦楽五重奏版)を演奏いたします。ピアノ独奏とは違うアンサンブルの魅力もご堪能していただけたらと思っております。

 

御多忙中とは存じますが、ぜひご高評賜りたく、お誘いあわせの上ご来場くださいますよう宜しくお願い申しあげます。

 

お問合せはこちらまで!

090-866-3833(管谷)

メールはこちらから!

ryon11075@yahoo.co.jp

 

 

 

 

 

 

ミュージック イン スタイル 福岡公演のお知らせ

今日は、

私が大学院で師事し、大変お世話になった岩崎淑先生の16年ぶりの福岡での演奏会についてご紹介します!

『ミュージック イン スタイル 岩崎 淑 シリーズ Vol.37』

 

2013年11月18日19:00開演

会場:ホテル日航 チャペルプリエール

S席:5000円、A席:4500円、学生券:3500円 

 

ジュゼッペ・シリアーノ氏のバンドネオン、アコーディオンと岩崎淑先生(ピアノ)、岩崎洸先生(チェロ)のアンサンブルです。アルベニスピアソラなど、クラシックの演奏会ではなかなかお目にかかれない、異色のプログラムです。

スペインやアルゼンチンの音楽にご興味のある方には、もってこいのプログラムです!

 

ぜひ、お誘い合わせの上ご来場下さい。

 

 

ff フルーティシモ コンサート終了!

10月19日(土)フルーティシモ ファーストコンサートが終了しました。

聴きにいらしてくださった皆様、心から御礼申し上げます。

 

ピアノソロとは違う緊張感の中、学生時代を共に過ごしたメンバーで演奏できたことはこの上ない喜びでした!

フルーティストの山野さん、藤さん、それぞれにきれいな音色で学生時代とはまた違う大人の演奏、そしてそれぞれの感性で深く作品と向き合っていました。私もたくさん刺激を受けて、まだまだ勉強しなければと、気持ちを新たに意欲が湧いてきました!

お聴きくるしいところもあったと思いますが、会場では暖かい拍手、本当に有り難うございました!

 

ベートーヴェンを勉強したい

ある人に、

「私はベートーヴェンの’熱情ソナタ’が一番好きなんです。ベートーヴェンを聴くと涙が出てくるよ。いつか弾いてね。」

と、言われました。その方はあまりクラシック音楽になじみのなさそうな方でしたので意外でした。

 

去年ピアノ協奏曲第2番を弾いてから、すっかりベートーヴェンからは遠ざかっていたので、

というか、バッハに興味がグッと寄っていましたので、

何となくベートーヴェンから気持ちも離れていたのかもしれません。

改めて弾いたり、CDを聴いたりすると、

 

今更言うまでもない分かりきったことですが、本当に感動します。

 

それもとっても新鮮で強烈な感動です。

聞き飽きるほどおなじみの部分が、あたかも今作曲されたばかりのような新鮮さで、熱を持って響いてくる…まさに色あせない古典です。

とても素人じみた事を書いてしまいましたが、

いまもう一度ベートーヴェンを勉強したい意欲が湧いてきました。